Wednesday, July 06, 2016 5:43 PM

軍事行動の調整加速一致 シリア巡り米露首脳

 ロシア大統領府は6日、プーチン大統領とオバマ大統領が電話会談し、シリアで米露の軍事行動の調整を加速化させる用意があると一致したと発表した。

 シリアのアサド政権を支えるロシアは反体制派を支援する米国に対し、対過激派で統一戦線を組むよう主張してきたが、アサド大統領の延命につながるとみる米側は難色を示している。

 プーチン氏は電話会談でオバマ氏に、穏健な反体制派が国際テロ組織アルカイダ系「ヌスラ戦線」を含む過激派と早期に関係を断つよう促すべきだと呼び掛けた。両首脳は同時に、国連主導のシリア和平協議再開の必要性を改めて確認した。(共同)