Thursday, July 07, 2016 5:42 PM

NY株反落、22ドル安 原油安で心理悪化

 7日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は原油先物の値下がりなどを嫌気して反落し、前日比22.74ドル安の1万7895.88ドルで取引を終えた。ハイテク株主体のナスダック総合指数は17.65ポイント高の4876.81と続伸した。

 米失業保険申請件数が市場予想より少なかったことで、雇用回復期待による買いが先行したが、原油先物が約2カ月ぶりの安値をつけたことから市場心理が悪化。売り優勢となってダウ平均の下落幅は一時100ドルを超えた。

 ただ8日発表の米雇用統計の内容を見極めたいとの思惑が広がる中で、欧州の株価上昇を受けた買い戻しも入って、取引終了にかけて下落幅は縮小した。(共同)