Monday, July 11, 2016 10:47 AM

米後発薬メーカーを買収 日医工、7億3600万ドルで

 後発医薬品大手の日医工(富山市)は11日、米後発薬メーカー「セージェント」を買収し、完全子会社化すると発表した。米国での市場開拓が狙いで、買収額は約7億3600万ドル(約750億円)を見込んでいる。

 セージェントに株式公開買い付け(TOB)を実施し、8月末をめどに買収を完了させる計画。買い付け価格は1株当たり21.75ドルとする。両社は買収に関する契約を結んだ。

 日医工の田村友一社長は富山市内で記者会見し「世界の後発薬メーカーでトップ10入りするため、後発薬市場の中心である米国での展開を加速させたい」と話した。セージェントが持つ販売網を生かし、事業を拡大していく考えだ。(共同)