Thursday, July 28, 2016 5:41 PM

英、20年ぶり原発新設へ 仏電力が決定、中国投資

 フランス電力公社(EDF)は28日、同社が主導する英南西部サマセット州ヒンクリーポイントでの新規原発建設計画を最終的に決定した。英メディアが伝えた。英国での原発新設決定は約20年ぶり。2011年の東京電力福島第1原発事故後、先進国で新規の原発建設が決まるのは異例。

 建設費は約180億ポンド(約2兆5000億円)で3分の1を中国企業が出資。英政府の認可は既に得ており、25年の完成を目指す。

 計画について、BBC放送は「世界で最も高価な原発」としているほか、非政府組織(NGO)などは安全面での懸念を表明。エネルギー事業を外国企業に委ねる危険性を指摘する声もある。(共同)