Wednesday, November 01, 2017 11:20 AM

幼児75%に暴力的しつけ ユニセフの国際統計

 国連児童基金(ユニセフ)は31日、子どもに対する広範な暴力の実態について、国際的なデータをまとめた報告書を公表した。2〜4歳の幼児の75%(約3億人)が両親らから日常的な体罰や精神的な虐待などの「暴力的しつけ」を受けているとしている。

 ユニセフは「子どもは普段から接し、信頼を寄せている人の手によって暴力にさらされていることが多い」と指摘し、子どもに対する暴力を防ぐ行動計画を策定するよう各国に求めた。

 報告書によると、2〜4歳の63%が体罰を受け、67%が家庭内で怒鳴られたり、ののしられたりしていた。29カ国を対象とした調査では、1歳児の24%が体を揺さぶられ、30%が尻をたたかれるなどしていた。(共同)