Monday, August 08, 2016 1:29 PM

海外や首都圏へ本格進出 JR西社長が意欲

 JR西日本の来島達夫社長(61)は8日までに共同通信のインタビューに応じ、海外や首都圏に本格的に進出し、不動産開発やショッピングセンター運営などの事業拡大を目指す考えを示した。鉄道以外の収益を伸ばす狙いだ。来島氏は6月に社長に就任した。

 来島社長は「人が集まる場所で、鉄道と鉄道以外の事業の相乗効果を発揮させるモデルが増やせればいい」と説明した。成長が見込める首都圏や東南アジアで駅に隣接したショッピングセンターなどの展開を検討する。

 JR西管内では人口減を課題に挙げ、「各地域に必要な生活関連の事業をやっていきたい」と強調した。飲食店や介護事業、配食サービスといった地域密着型の業態を開拓したい考えだ。(共同)