Friday, August 12, 2016 10:10 AM

クリントン氏に新たな疑惑 直系団体が国務省に口利き

 大統領選の民主党候補クリントン氏が一族で運営する慈善団体「クリントン財団」の幹部が、大口献金者らのために国務省に口利きをした疑惑が持ち上がった。保守系市民団体が同省に情報公開請求して11日までに判明。さらに追及する構えでクリントン氏は新たな問題を抱えた。

 疑惑は、クリントン氏が国務長官に在任していた当時、財団側が大口献金者の利益のために、クリントン氏側近や国務省に同省幹部との面会や職の世話を働き掛けていたというもの。

 2009年4月には、財団幹部が側近らにメールを送り、ナイジェリア系の富豪で同財団に多額の寄付をしている人物が国務省高官に会えるよう依頼したなどとされる。(共同)