Thursday, April 12, 2018 11:06 AM
優生審査会はお墨付きの場 不妊手術、議論形骸化か
旧優生保護法(1948〜96年)下で障害者らへの不妊手術が繰り返された問題で、70年代前半に三重県の優生保護審査会の委員を務めた元裁判官の泉山禎治弁護士(82)が12日までに取材に応じ「審査会は医師の申請に基づく県からの提案にお墨付きを与える場で、紛糾したり提案が否決されたりした覚えはない」と証言した。国は53年に「審査は迅速性が必要だが形式的にならないよう注意すること」と通知していたが、実際はチェック機能を十分に果たさず形骸化していた可能性が浮上した。
審査会の運営実態は不明な点が多く、委員経験者が実名で証言するのは極めて異例。泉山氏は「国策が誤っていた」として国は手術を受けた人に謝罪するべきだとの見解も示した。
各都道府県に置かれた審査会は、医師が「優生手術が必要」と申請した障害者らについて手術の妥当性を判断していた。委員は役人や医師、裁判官、検察官、民生委員らで構成していた。(共同)
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