Friday, August 12, 2016 10:23 AM

日航機墜落事故、31年 高齢遺族ら御巣鷹の尾根に

 乗客乗員520人が亡くなった1985年の日航ジャンボ機墜落事故から12日で31年となり、遺族や関係者が墜落現場となった群馬県上野村の「御巣鷹の尾根」に慰霊登山し、犠牲者をしのんだ。夕には麓にある「慰霊の園」で追悼慰霊式が営まれ、墜落時刻の午後6時56分に合わせて黙とうをささげた。

 遺族の高齢化が進んでおり、慰霊登山では、つえや手すりを頼って墓標を目指す姿が見られた。

 墜落地点の「昇魂之碑」の前で「安全の鐘」を鳴らし、空の安全を祈願した。遺族でつくる「8・12連絡会」の美谷島邦子事務局長(69)は「子どもたちに事故を伝え、安全文化をつくっていきたい」と話した。(共同)