Friday, April 13, 2018 11:19 AM

米国内業者が懸念表明 貿易摩擦で議会公聴会

 米議会の下院歳入委員会は12日、中国などとの貿易摩擦に関する公聴会を開いた。大豆生産者団体の代表が「最大の顧客である中国への輸出が減りうる」と述べるなど、国内の業者団体が相次いで懸念を表明した。

 トランプ政権が知的財産権の侵害を理由に中国製品への制裁関税を表明したのに対し、中国は米国産大豆などに25%の追加関税を課す方針を発表。中国は食用油の原料などとして大豆を大量に輸入しており、米大豆生産者団体の代表は「ブラジルに市場シェアを奪われる」と危機感を示した。

 また、ワシントン州の港湾業者団体の代表も「貿易は多くの雇用を生み出している」と述べ、自由貿易の重要性を訴えた。(共同)