Friday, August 12, 2016 5:44 PM
南スーダンPKO4000人増 周辺国から、安保理決議
国連安全保障理事会は12日、南スーダンの治安回復に向け、周辺国から約4000人の増派部隊を現地の国連平和維持活動（PKO）に投入する決議案を採択した。PKOは最大1万7000人規模となる。11カ国が賛成、ロシアや中国など4カ国が棄権した。
決議は、増派部隊の任務について、首都ジュバ市内や周辺の治安維持、空港などの主要施設の警備など「全ての必要な手段を取る」と明記。市民のほか、PKOの南スーダン派遣団（UNMISS）隊員や人道支援活動に従事する人員への攻撃に対処するとしている。
南スーダン政府が増派部隊受け入れを妨げていることが確認された際には武器禁輸も検討する。UNMISSには陸上自衛隊も参加している。ジュバでは7月上旬にキール大統領派と元反政府勢力との間で戦闘が発生し、270人以上が死亡。戦闘は停戦命令で止まったが、兵士らによる略奪行為や性的暴行の疑いが報告されている。（共同）
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