Tuesday, August 16, 2016 10:35 AM

悪条件で異例の再レース 男子110メートル障害予選

 陸上男子110メートル障害で15日、悪天候による中断の前後では条件が大きく異なるため、一部選手を対象に再レースが行われた。関係者によると、機器の不調などを理由とした再レースは国際大会でも複数の例があるが、気象条件を考慮したケースは異例という。

 この種目の予選は5組あり、各組上位4人と5着以下のタイム順に上位4人が準決勝に進む仕組みだった。矢沢航(デサント)が出場した1組と2組は大雨の中で行われ、その後中断。天候が回復後に3組以降を実施した。悪天候下で落選した選手のサイドから抗議があり、大会側は1、2組の5着以下を対象にタイム上位の4枠を懸けた再レースを行うことを決めた。6選手が参加し、矢沢は結局、準決勝に進めなかった。(共同)