Tuesday, August 16, 2016 10:40 AM

米消費者物価、横ばい 7月、5カ月ぶり低水準

 米労働省が16日発表した7月の消費者物価指数(季節調整済み)は、前月比横ばいとなり、市場予想と一致した。0.2%低下した今年2月以来5カ月ぶりの低水準だった。連邦準備制度理事会(FRB)が重視する前年同月比(季節調整前)では0.8%上昇。昨年12月以来の小さな伸びだった。

 原油価格が再び弱含みエネルギー価格が下落、物価の重しとなった。物価上昇がやや弱まったことで、市場ではFRBが追加利上げを急がないとの見方が強まる可能性もある。

 品目別の前月比の動向では、エネルギーが1.6%低下。ガソリンは値下がりしたが、電気や天然ガスは上がった。果物・野菜などが値上がりする一方、乳製品は値下がりし、食品全体では横ばいだった。そのほか、家賃は値上がりした。(共同)