Wednesday, August 17, 2016 10:21 AM

7月訪日客最多229万人 2000万超え、11月にも

 観光庁は17日、今年7月に日本を訪れた外国人旅行者が前年同月比19.7%増の推計229万7000人で、月間過去最多を更新したと発表した。1〜7月の累計は前年同期より26.7%多い1401万人。2014年の年間訪日客数1341万人を超え、年間1974万人を記録した15年を上回るペース。田村明比古長官は記者会見で「遅くとも11月中に2000万人を超えると見込んでいる」と述べた。

 4月の熊本地震の影響で落ち込んでいた韓国からの訪日客が7月として過去最多を記録するなど回復基調となった。中国や台湾からのクルーズ船の大幅な寄港増や、航空路線の新規就航に加え、夏の旅行シーズンに合わせた官民による海外プロモーション強化が功を奏した。

 ただ全体の伸び率は6月(23.9%)を下回る10%台にとどまり、増加ペースは鈍っている。(共同)