Wednesday, August 17, 2016 5:41 PM

NY株小幅反発、21ドル高 米利上げ急がずとの見方

 17日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、米国は利上げを急がないとの見方から小幅反発し、前日比21.92ドル高の1万8573.94ドルで取引を終えた。ハイテク株主体のナスダック総合指数は1.55ポイント高の5228.66だった。

 17日公開された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録が「9月利上げの可能性を高める内容がなかった」(米アナリスト)と受け止められ、当面は緩和的な金融環境が株式相場を支えるとの見方が広がった。

 前日にはFOMC副議長を務めるニューヨーク連邦準備銀行のダドリー総裁が、9月の利上げは可能だと発言したことを受けて、株価は下落していた。議事録でも早期利上げが示唆されれば株安に拍車が掛かるとみて、17日も朝方は売りが先行。ダウは一時80ドルを超えて下げていた。(共同)