Thursday, August 18, 2016 10:55 AM

国際線拡大へ787活用 全日空、新規路線に投入

 全日本空輸が2015年度に国際線の年間利用者数で日本航空を初めて上回ったのは、導入当初にトラブルが相次いだボーイングの中型機787が原動力になった。今後も787を国際線拡大の切り札として活用し、アジアやメキシコへの新規路線に投入する。

 全日空で50機目となる787の納入式典が17日、シアトル近郊のボーイング工場で開かれた。敷地内では、尾翼に「ANA」の文字が躍る787の建造が進む。

 787は、全日空が11年に世界の航空会社で初めて導入。開発段階で要望を取り入れてもらった「夢が実現した航空機」(功刀秀記執行役員)だ。燃費効率は従来の中型機767より約2割改善した。(共同)