Thursday, August 18, 2016 10:55 AM
戦後最多の難民対策進まず 各国及び腰、排斥も
19日は紛争や自然災害で苦しむ人々に支援の輪を広げるために国連が定めた「世界人道デー」。世界では第2次大戦後、移民・難民が最多に膨らんだが、各国は受け入れに及び腰で対策は進んでおらず、欧米では排斥の動きも目立ち始めている。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、2015年末の時点で、紛争や迫害によって強制的な移住を余儀なくされた人は約6530万人に上り、うち約2100万人は国外に逃れた難民だ。難民の半数以上は18歳未満という。
内戦が続くシリアからの難民は約487万人に上り国別で最多。北部アレッポの反体制派支配地域が政権側に一時包囲されるなどし、必要最低限の人道支援物資すら届きにくい状況が続く。(共同)
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