Thursday, August 18, 2016 10:57 AM
来月キューバ初訪問検討 首相、投資拡大へ
安倍晋三首相は9月、ニューヨークで開かれる国連総会への出席に合わせ、日本の首相として初めてキューバを訪問する方向で検討に入った。政府関係者が18日、明らかにした。2国間の連携強化を確認し、日本企業によるキューバへの投資拡大を目指す。ラウル・カストロ国家評議会議長やラウル氏の兄のフィデル・カストロ前議長との会談を調整する。
首相が初のキューバ訪問を検討する背景には、米国とキューバが昨年7月、54年ぶりに国交を回復し、各国とキューバによる関係改善の流れが強まる中、日本としても関係を強化して国際社会での存在感を高めたい狙いがある。
キューバを含む中南米諸国との連携強化に動く中国に対抗する狙いのほか、北朝鮮と良好な関係を維持するキューバに、日本人拉致やミサイル・核開発問題の解決に向けた働き掛けを求め、局面打開を図りたい思惑もありそうだ。（共同）
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