Thursday, August 18, 2016 1:25 PM

雇用改善の継続に自信 ニューヨーク連銀総裁

 ニューヨーク連邦準備銀行のダドリー総裁は18日、同連銀での記者会見で「ここ2カ月の力強い雇用統計は、雇用の伸びが停滞し始めているのではないかという懸念を解消するのに役立った」と述べ、今後の雇用改善の継続に自信を示した。

 総裁は、6、7月の雇用統計の堅調さは「労働市場の状況が引き続き改善するという自分の見方を補強している」と指摘。平均時給などの指標は、賃金が少しずつ上昇し始めていることを示しているとし「最大雇用にいくらか近づいているということだ」と述べた。

 ただ、新規就業者数の伸びが続く一方で失業率が横ばいで推移していることについては、労働市場に緩みが少し残っているからだとの見方を示した。(共同)