Monday, August 22, 2016 11:30 AM

補正予算4兆5221億円 建設国債2.7兆円追加

 政府が編成する2016年度第2次補正予算案の全容が22日判明した。経済対策の歳出は一般会計で3兆9871億円、東日本大震災復興特別会計などを含めると4兆5221億円となる。財源の不足を補うため建設国債2兆7500億円を追加発行する。事業費28兆1000億円に上る経済対策の第1弾として24日に閣議決定し、9月召集の臨時国会に提出する。

 熊本地震の復旧に充てる予備費を4100億円減らすほか、金利低下に対応して国債の利払い費を4175億円減額する。これらを差し引きした一般会計の補正予算規模は3兆2869億円となる。財源には15年度の剰余金も活用する。

 1億総活躍社会の実現加速に総額7137億円を充てる。子育て・介護の環境整備は2770億円、低所得者に1万5000円を配る給付金は3673億円を盛り込んだ。(共同)