Monday, August 22, 2016 1:29 PM

リビア統一政府案また否決 政治混乱打開できず

 リビアからの報道によると、北東部トブルクの暫定議会は22日、国連の支援を受けるシラージュ暫定首相の閣僚名簿を否決した。暫定議会が統一政府の承認を拒むのは、1月に続いて2回目。リビアの混乱は打開のめどが付かない。

 シラージュ暫定首相は首都トリポリを拠点に、既に事実上の政権運営を行っている。

 リビアでは2011年のカダフィ政権崩壊後、リベラル勢力とイスラム勢力の対立で政治空白が長期化。国連などの後押しで双方が昨年12月に統一政府の樹立で合意し、今年1月には閣僚名簿の発表にこぎつけたが、同月に暫定議会が名簿を否決。名簿は修正されたもようだが、今回も可決できなかった。(共同)