Monday, August 22, 2016 5:43 PM

元受刑者の投票権復活 バージニア州、共和は批判

 バージニア州のマコーリフ知事(民主党)は22日、重罪を犯して刑期を終えた約1万3000人の投票権を22日までに個別に復活させたと発表した。対象者には民主党支持層の黒人やヒスパニック(中南米系)が多いことから、共和党側は11月の大統領選で民主党のクリントン候補を利する動きだと批判している。

 同州は大統領選で激戦が予想され、注目を集める重要州の一つ。

 マコーリフ氏は4月、重罪を犯した元受刑者約20万人が再び投票できるようにする知事令に署名したが、州最高裁は7月、約20万人をひとくくりにした包括的な措置は知事権限を逸脱していると判断していた。(共同)