Tuesday, August 23, 2016 11:27 AM

オバマ氏、TPP逆風 反対へ転向議員続出

 オバマ大統領は東部リゾート地での約2週間の夏休みを終え、22日公務を再開した。アジア重視政策の柱と位置付ける環太平洋連携協定(TPP)発効に必要な議会承認獲得に向けた作業を本格化させるが、民主、共和両党の大統領候補がTPP反対を表明したことを受け、同調して反対に転じる議員が続出。逆風は勢いを増している。

 オバマ氏は今月12日、TPPを巡る米国内での法整備など行政措置を記載した報告書の草案を議会に提出。来年1月の退任までの議会承認を目指す方針を改めて示した。

 だが、労働者層の支持固めを目指す民主党の大統領候補クリントン氏と共和党候補トランプ氏がいずれもTPP反対のトーンを強める中、最近、民主党の副大統領候補ケーン氏を筆頭にTPP反対に転向する例が目立つ。(共同)