Tuesday, August 23, 2016 11:28 AM

日中韓、きょう外相会談 首脳対話の年内実現焦点

 日中韓外相は24日、東京都内で会談する。岸田文雄氏と中国の王毅、韓国の尹炳世両氏が出席し、経済や防災などで連携を強化。年内の日本での首脳会談実現につなげられるかが焦点となる。核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への対応も協議し、3カ国対話の意義を確認したい考え。23日夜には岸田氏が都内のホテルで夕食会を開催した。

 外相会談は、持ち回りで年1回程度開いている。今回が8回目で、日本では2011年3月以来。中国外相の来日は12年の習近平指導部発足後初めて。日本は、中国が9月に開く20カ国・地域(G20)首脳会合に合わせた日中首脳会談開催への道筋も付けたい意向だ。

 3カ国外相は24日午前の会談で、日中韓の自由貿易協定(FTA)締結交渉の加速、環境分野での連携などを申し合わせ、午後に共同記者発表を行う。文書の発出は見送る。この後、岸田氏は中韓外相と個別に会談。両外相は安倍晋三首相への表敬も予定している。(共同)