Tuesday, August 23, 2016 1:07 PM

遼寧省で拘束の日本人起訴 中国当局

 昨年5月に中国遼寧省で中国当局にスパイ容疑で拘束された神奈川県の日本人男性が起訴されたことが23日、日中関係筋への取材で分かった。罪名や、どこの裁判所で公判が開かれるのかなどは不明。

 中国当局は昨年5〜6月、スパイ容疑で男性を含む日本人計4人を拘束。うち男性を含め既に3人が起訴されたことが判明している。先月には北京を訪問中の日中交流団体関係者の日本人男性が国家安全危害の疑いで中国当局に拘束されており、いずれも習近平指導部による外国人への監視強化の一環とみられる。

 今回起訴された男性は元脱北者。中朝国境付近で拘束されており、北朝鮮に絡む情報を巡り罪に問われた可能性がある。(共同)