Friday, August 24, 2018 11:09 AM

米、交渉役決定で細部詰め 非核化前進へ妥協案提示か

 ポンペオ米国務長官は23日、空席だった北朝鮮担当特別代表に自動車大手フォード・モーター副社長を務めたビーガン氏を起用し、停滞気味の非核化交渉の細部を詰める姿勢を示した。まずは来週予定している訪朝で前進を図れるかが焦点で、北朝鮮から具体的な約束を引き出すため妥協案を提示する可能性もある。

 韓国紙は、ポンペオ氏が27日に米朝高官協議を開き、28日に東京で日米韓外相会談を開催する可能性があると報じた。

 国務省で米朝交渉の実務役はソン・キム駐フィリピン大使に委ねられてきた。今後はビーガン氏を中心にハリス駐韓大使やパーサー副次官補(国際安全保障・不拡散担当)らが非核化の行程表をまとめる。(共同)