Friday, August 24, 2018 11:12 AM
米らの武器条約批准要求 メキシコ外務次官
通常兵器が紛争などに使われないよう取引を規制する武器貿易条約(ATT)の第4回締約国会議に出席したメキシコのミゲル・ルイスカバニャス外務次官は24日、東京都内で共同通信の取材に応じ米国などが同条約を締結していないことを「問題視している」とし「数年以内に批准することを期待したい」と話した。
ATTは武器がテロや市民虐殺に使われる恐れがある場合、締約国に移転を許可しないよう求めており、97カ国・地域が締結。米国はオバマ政権時に署名しているが批准に至っておらず、中国、ロシア、北朝鮮なども締結していない。
ルイスカバニャス氏は、小型武器だけでも世界で年間約50万人が命を落としていると指摘。メキシコには、年間約20万ともされる武器が米国から違法に流入して麻薬組織などの手に渡り「深刻な問題となっている」として「米国のさらなる協力が必要だ」と強調した。(共同)
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