Wednesday, August 24, 2016 1:12 PM
北京メダリスト16人違反 五輪重量挙げ、薬物再検査
国際重量挙げ連盟(IWF)は24日、2008年北京五輪のドーピング検査の検体を国際オリンピック委員会(IOC)が再検査した結果、メダリスト11人を含む15人が禁止薬物に陽性反応を示したと発表した。今年6月以降に違反が発覚したのは計25人で、そのうちメダリストは男女合わせて15階級の中で計16人に上る。ドーピングがまん延する異常な実態が明るみに出た。
この日発表された選手では、いずれも中国勢の女子で48キロ級の陳燮霞選手、69キロ級の劉春紅選手、75キロ級の曹磊選手の金メダリスト3人のほか、銀メダル3人、銅メダル5人に違反が認められた。三宅宏実選手(いちご)が6位だった女子48キロ級は銀メダルのセビル・オズカン選手(トルコ)も既に失格処分となっている。
薬物問題が深刻な重量挙げは、IOCが最新の分析技術を用いて再検査した北京と12年ロンドン両五輪の検体で多くの違反が発覚している。度重なる違反でロシアとブルガリアが出場資格を失った今夏のリオデジャネイロ五輪でも、男子69キロ級のイザット・アルティコフ選手(キルギス)が失格となり、銅メダルを剥奪された。(共同)
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