Wednesday, September 05, 2018 11:20 AM

トランプ氏、安保理議長に 9月下旬、麻薬問題会合も

 米国のヘイリー国連大使は4日、トランプ大統領が9月下旬の国連総会に合わせてニューヨークを訪問する際、中東でのイランの影響拡大について議論する26日の安全保障理事会の会合で議長を務めると発表した。24日には各国首脳を集めて麻薬密輸問題についての会合を開く。

 9月は米国が安保理の議長国を務める。トランプ氏が国連総会に参加するのは昨年に続き2回目で、安保理の会合に出席するのは初めて。イランがシリアやイエメンの内戦に不当に介入しているなどと批判し、イラン核合意から離脱したトランプ政権の判断を正当化するとみられる。

 トランプ政権は国連で麻薬問題を扱うことで、米国内で乱用が社会問題化している医療用麻薬への対策や、中南米からの麻薬密輸がはびこるメキシコ国境の管理強化などの取り組みを、有権者にアピールする狙いがありそうだ。(共同)