Wednesday, August 24, 2016 5:44 PM

20年実戦配備、日本射程も 潜水艦ミサイルで米専門家

 ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト「38ノース」は24日、北朝鮮が発射した潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)が約500キロ飛行したことでミサイル開発は「重要な段階に入った」と指摘した。このままのペースで開発を続ければ2020年までに、日本を射程に入れた実戦配備を整えるとの専門家の見方を伝えた。

 北朝鮮は日本のほぼ全域を射程に収める中距離弾道ミサイル「ノドン」(射程1300キロ)を既に実戦配備しているが、機動性のあるSLBMが配備されれば、米軍などによるミサイル防衛(MD)にとって大きな課題となるとした。

 38ノースはまた、現地時間の22日に北朝鮮新浦の港を撮影した商業衛星写真が、SLBM発射の最終準備に入っていたとみられる潜水艦を捉えていたとして写真を公開。停泊する潜水艦の近くに大型クレーンが写っていたが、ミサイルはなく、既に潜水艦に運び込まれていたとみられる。(共同)