Thursday, August 25, 2016 10:02 AM

核ミサイル開発へ「総力」 金正恩氏、制裁に対抗鮮明

 25日の朝鮮中央通信によると、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)発射実験を視察した際、核兵器とミサイルの開発に「総力を集中する」よう指示した。国際社会の制裁強化にもかかわらず、開発に突き進む姿勢を改めて鮮明にした。

 金氏は今回の発射前、発射実験場に10回以上足を運び、関係者らと議論したり問題を解決したりしたといい、開発に直接関与していることがうかがえる。

 金氏は視察に同行した幹部らに「予告なしに発生し得る米国との全面戦争、核戦争に備え、核兵器化事業にさらに拍車を掛け、運搬手段の開発に総力を集中するべきだ」と述べた。(共同)