Thursday, August 25, 2016 10:04 AM

ソフトバンクに協調融資 1兆円、大手3行

 ソフトバンクグループの英半導体開発大手の買収で、みずほ銀行を含む大手3行が中心となって1兆円の協調融資を9月にも実施する方向で調整していることが25日、分かった。各行が連携し、日本企業として過去最大規模の海外買収を決めたソフトバンクを支える。

 ソフトバンクは7月、英アーム(ARM)・ホールディングスを約240億ポンド(約3兆2000億円)で買収すると発表。買収資金の一部として、みずほ銀と1兆円を限度とした借り入れを契約していた。多くの銀行による協調融資に切り替えることで、金融取引の幅が広がり、今後、資金調達が容易になることが期待できる。

 協調融資はみずほ銀のほか三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行などが実施する。ほかの大手行や外資系金融機関も加わる見通しだ。融資額の内訳は今後、詰めの作業を行う。(共同)