Thursday, August 25, 2016 10:05 AM

北朝鮮ミサイルで緊急会合 安保理、非難声明を協議

 国連安全保障理事会は24日、北朝鮮の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)発射を受け、非公開の緊急会合を開いた。日米韓が開催を求めた。発射を非難する報道声明発表を含む対応を協議したが、結論には至らなかった。安保理議長国マレーシアは、大半の国が北朝鮮を非難したことを明らかにし「声明取りまとめを目指す」と表明した。中国が慎重姿勢を示しているとみられ、協議が長引く可能性もある。

 一方、北朝鮮の朝鮮中央通信は25日、金正恩朝鮮労働党委員長がSLBM発射実験を視察したと報道。金氏は発射技術を「完璧に完成させた」とし、「核攻撃能力を完璧に保有した軍事大国の前列に堂々と立ったことが証明された」と述べた。

 同通信は、今回は飛行距離を抑える「ロフテッド軌道」で発射され「周辺国の安全にいかなる否定的影響も与えなかった」と主張。圧力強化を図る日米韓をけん制した。(共同)