Tuesday, September 25, 2018 10:41 AM

台湾企業も生産移管 中国から、米関税回避

 米中貿易摩擦の激化を受け、中国に進出している台湾企業の間で米国が中国に発動した追加関税の悪影響を回避するため台湾へ生産の一部を移管する動きが出始めた。25日付の台湾紙、聯合報が伝えた。米中対立の長期化を見据え、中国での生産体制を見直す動きは三菱電機やコマツなど日本企業で出ているが、台湾でも広がっている。

 生産移管の動きを受けて台湾の経済部(経済産業省)は専門の対策チームを立ち上げた。

 自転車のメリダは10月、中国での生産を台湾に移す。自転車の有名ブランド、ジャイアントも生産体制を見直しており、米国向けの自社製品のほか相手先ブランドによる生産(OEM)も台湾に移している。(共同)