Wednesday, September 26, 2018 10:43 AM

日米2国間で新関税協議 両首脳が最終判断

 安倍晋三首相は26日午後(日本時間27日未明)、トランプ大統領とニューヨークで会談する。貿易問題に関し、2国間の関税協議を含む新たな通商交渉入りを両首脳が最終判断し、合意できれば成果文書を発表する見通しだ。北朝鮮の非核化実現へ米朝首脳会談成功に向けた連携を確認。首相は拉致問題解決の後押しを改めて求める。

 トランプ氏は26日、首相について「非常に良い関係にある。素晴らしい指導者だ」と強調。首脳会談では貿易問題を協議すると言及した。ニューヨークの国連本部で記者団に語った。

 首相は米国に対し、環太平洋連携協定(TPP)への復帰を促してきたが、対日貿易赤字削減を掲げるトランプ氏は2国間の自由貿易協定(FTA)を要求。日本は米側が検討する自動車への追加関税について経済への影響が大きいとして凍結を求めており、追加関税回避には一定の譲歩が必要だと判断した形だ。11月の米中間選挙を前に成果を上げたいトランプ氏への配慮もありそうだ。(共同)