Friday, September 28, 2018 11:29 AM

グーグル20年、市場を席巻 中国再参入案に社内反発

 グーグルは今月、法人化から20年を迎えた。検索サービスの使い勝手の良さで利用者を集め、検索に連動した広告収入で巨大になり、最近は人工知能(AI)に力を入れる。一方で高い市場シェアへの懸念も強い。8年前に撤退した中国市場への再参入を探る動きには、社内から反発も起きた。

 グーグルは法人化20年に合わせ、検索サービスの機能拡充を発表。幹部のニック・フォックス氏は共同通信の取材に「AIを使うことで便利になる機能だ」と説明。過去に閲覧したサイトをまとめて表示し、検索の効率化を進める。

 グーグルは競争上の懸念に対し「ほかの検索エンジンを利用しようと思えば簡単にできる。人々はグーグルの検索結果が最高だから選んでいる」(フォックス氏)として問題はないとの立場だ。商品の検索では、インターネット通販大手アマゾン・コムの利用が増えるなど、競争環境も変化している。(共同)