Friday, September 28, 2018 11:31 AM

アウディも燃費検査不正 37台、全体の5.3%

 ドイツ大手自動車メーカー、アウディの日本法人アウディジャパン(東京)は28日、自動車の完成時に実施される燃費や排ガスの抜き取り検査で不正があったと発表した。同日、国土交通省に報告した。

 対象は2014年7月から今年7月までにドイツの工場で検査した37台。現地で検査した692台のうちの5.3%に当たる。指定の速度で自動車を走らせなかったため、無効な測定結果としなければならないのに有効と入力して処理していた。

 検査は不適切だったものの、燃費や排ガス量など性能に問題はないとして、リコール(無料の回収・修理)はしない。データや試験環境の意図的な改ざんはなかったと説明している。今後は、これまで手動だったデータ入力を自動化するなどして不正を防止する。(共同)