Friday, August 26, 2016 9:57 AM

トルコ軍、クルドを砲撃 地上侵攻後初、警告か

 アナトリア通信によると、トルコ軍は25日夕、シリア北部の少数民族クルド人勢力を砲撃した。24日に始まったシリアへの地上侵攻後、トルコ軍によるクルド人勢力に対する攻撃は初めてで、緊張が高まりそうだ。

 クルド人勢力は米軍の支援を受けて今月中旬に過激派組織「イスラム国」(IS)が拠点とするシリア北部のユーフラテス川西部マンビジュを制圧。クルド人勢力をテロ組織とみなすトルコ政府が猛反発し、米政府がクルド人勢力に川の東側へ撤収するよう要請した。

 クルド人勢力は既に移動を開始しており、今回の砲撃には警告の意味合いがある。クルド側は反撃していないもようだ。(共同)