Wednesday, June 22, 2016 1:03 PM

シリア大統領、新首相指名 ラッカ空爆で市民25人死亡

 内戦が続くシリアのアサド大統領は22日、ハミス電力相を新首相に指名し、組閣を命じた。国営シリア・アラブ通信が伝えた。アサド政権は4月に支配地域で人民議会選を実施、大統領派が圧勝したが、首相交代の理由は不明。

 一方、シリア人権監視団(英国)は22日、過激派組織「イスラム国」(IS)が首都と位置付ける北部ラッカで21日に空爆があり、子供を含む市民25人が死亡したと発表した。空爆主体は不明。

 ラッカを巡っては、米国の支援を受ける少数民族クルド人主体の部隊が北方から地上作戦を継続。南方からロシアの空軍支援を受けたアサド政権軍が攻勢を掛けている。(共同)