Friday, October 05, 2018 11:01 AM

避難400人、再び震度5弱 週末に台風、二次災害警戒

 震度7を観測し、41人が死亡した北海道の地震は6日で発生から1カ月となった。大規模な土砂崩れが起きた厚真町などでは5日現在も計458人が避難生活を続ける。朝には再び震度5弱の地震にも襲われ、札幌管区気象台は「一連の地震活動は当分続く」と注意を呼び掛けた。週末には台風25号が接近する恐れもあり、関係機関は地盤が緩んだ場所での土砂崩れなど二次災害への警戒を強める。

 5日朝の地震は午前8時58分ごろ発生し、厚真町やむかわ町などで震度5弱を観測した。気象庁によると、震度7の地震の翌日以降で震度5弱を記録したのは初めて。津波や新たな土砂崩れなどはなかったが、札幌市東区で住宅内の棚が倒れ、30代の女性が軽いけがをした。

 厚真町では、この地震後、災害時に取るべき行動を時系列でまとめた「タイムライン」を運用。土砂崩れの危険がある道路を一時通行止めにして職員を派遣し、住民や建物に新たな被害がないことを確認したという。(共同)