Friday, October 05, 2018 11:02 AM

パリを一部業務の拠点に 野村、英EU離脱で検討

 フィナンシャル・タイムズは5日、野村ホールディングス(HD)が、英国の欧州連合(EU)離脱後に投資銀行事業に関連する一部業務の拠点をパリに置く検討に入ったと報じた。既に規制当局と協議に入っているという。

 日本を含めた各国の大手金融機関は、英国から欧州大陸やアイルランドに人材や拠点を移しつつあり、同様の動きが一層加速する可能性がある。

 報道によると、野村HDはEU域内での取引を望む顧客向け拠点としてパリを位置づけたい考え。現在はロンドンで欧州などを統括し、約2300人を雇用している。(共同)