Tuesday, October 09, 2018 12:00 PM

ヤンキース、記録的大敗 観客席はがらがらに

 9回に控え捕手がマウンドに上がると、がらがらの観客席は皮肉交じりに盛り上がりを見せた。ヤンキースはポストシーズンで球団ワーストとなる16失点で、昨季から連勝を続けていた本拠地でも史上最多となる15点差をつけられた。記録的な大敗に、ブーン監督は「試合を捨てるしかなかった。出血を止めることができなかった」と言うしかなかった。

 先発の右腕セベリーノが3回までに3失点。本来の調子でないのは明らかだったが、ベンチは4回に無死満塁となるまで続投させた。プレーボール直前に投球練習を始めたことから開始時間の勘違いも疑われたが、本人は「いつもと同じ時間だった。直球の制球が悪かった」と淡々としていた。

 歴史的ライバルのレッドソックスとの試合で屈辱を味わい、もう1敗も許されない状況に。それでも、ジャッジは「去年も2連敗から勝ち上がった。初めてのことではない」と焦燥感はなかった。(共同)