Tuesday, October 09, 2018 12:03 PM

ロヒンギャ尽力を「評価」 首相、スー・チー氏に

 安倍晋三首相は9日、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相と東京・迎賓館で会談した。ミャンマーから隣国バングラデシュに逃れたイスラム教徒少数民族ロヒンギャの早期帰還の問題に関するスー・チー氏の取り組みに触れ「尽力を評価する」と伝達。ミャンマーの民主化支援を続ける方針も表明した。

 ロヒンギャ問題を巡ってはミャンマーへの国際社会の非難が強まっている。日本はミャンマーの民主的な対応を後押しする姿勢を明確にした。

 これに先立ち首相は、タイなどメコン川流域5カ国との首脳会議に臨み「自由で開かれたインド太平洋」の実現に意欲を表明した。首相構想への貢献のほか、インフラ整備や人材育成への支援、環境保全分野での連携を今後の協力の柱とする新指針「東京戦略2018」を採択した。(共同)