Tuesday, October 09, 2018 12:04 PM
19年世界成長率引き下げ IMF「貿易摩擦が脅威」
国際通貨基金(IMF)は8日(米東部時間)、世界経済見通しを発表した。米国と中国の貿易摩擦悪化を背景に、2019年の世界全体の実質経済成長率は7月時点の予想から0.2ポイント引き下げ、3.7%と予測した。世界経済を押し下げるリスクが強まっていると分析、貿易摩擦を「主要な脅威」と位置付けた。米国と中国も0.2ポイントずつ下方修正し、それぞれ2.5%、6.2%に減速するとした。
日本は0.9%のまま据え置いた。18年は設備投資拡大などによる景気押し上げを踏まえて0.1ポイント引き上げ、1.1%とした。
日米欧に新興国を加えた20カ国・地域(G20)は11日から、インドネシアのバリ島で財務相・中央銀行総裁会議を開く。トランプ政権の保護主義的な通商政策の中で、持続的な経済成長をどのように実現するかが主要議題となりそうだ。(共同)
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