Wednesday, October 10, 2018 10:12 AM

米共和党、減税恒久化狙う 中間選挙向けアピール

 米与党共和党は、今年導入した大型減税策に続き、早くも第2弾の減税法案の審議を進めている。減税の恒久化が柱。議会下院は通ったが、上院では財政悪化の懸念も強く、成立するかは不透明だ。米メディアでは、11月の中間選挙に向けたアピールとの見方が多い。

 法案は「税制改革2.0」と銘打って、第1弾で2025年までの時限措置となっている個人や小企業向けの減税を恒久化する。9月末に下院を通過した。

 推進する下院歳入委員会のブレイディ委員長(共和党)は「より革新的で、家庭に焦点を当てた税制改革を続ける」と主張する。第1弾にも反対した民主党からは「富裕層や大企業向けの減税だ」(ニール下院議員)と反発が広がる。(共同)