Wednesday, October 10, 2018 10:13 AM

11月にWTO改革首脳会合 パリ、貿易摩擦解消も狙う

 日本や米国、欧州連合(EU)などが11月11日にパリで世界貿易機関(WTO)改革に関する首脳級の会合を開くことで最終調整していることが10日、分かった。通商筋が明らかにした。政府は安倍晋三首相の出席も検討しているという。

 会合の日は第1次大戦の休戦記念日。戦争終結から100年を迎え記念行事がパリで行われる予定で、トランプ大統領も訪問する見通し。WTO批判を繰り返すトランプ氏を招きWTO改革に向けた道筋を付けることで、日EUは貿易摩擦の解消を狙うとみられる。

 首脳級会合を主催するフランスのマクロン大統領は中国も招く意向とされ、激化する米中摩擦の解消にも意欲を示す。(共同)