Thursday, October 11, 2018 10:11 AM
EUの批判下、裁判官任命 ポーランド、司法介入
ポーランドのドゥダ大統領は10日、最高裁判所の新裁判官27人を任命した。与党主導の司法制度改革で定年引き下げが決まり、多数が退官していた。欧州連合(EU)欧州委員会は昨年、司法の独立を弱体化させ「EU法の原則に背く」として、制裁手続きに入ると表明して圧力を強めたが、それを無視した形となった。欧米メディアが報じた。
今回の人選は与党側が進めたとみられる。ポーランドの最高行政裁判所も最高裁の裁判官任命の一時中止を求める判断を出していたが、大統領側近は任命について「司法への信頼を取り戻すものだ」と述べた。EUの反発は必至だ。
ポーランドでは政府による裁判官の人事権掌握などを可能にする法律が成立し、市民から批判の声が上がっていた。(共同)
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