Thursday, October 11, 2018 10:14 AM

豊洲市場が開場、初競り 当初予定の2年遅れ

 「日本の台所」と呼ばれた東京都中央区の築地市場の移転先、豊洲市場(江東区)が11日、開場した。小池百合子知事が安全性への懸念などを理由に移転延期を表明したため、当初予定より約2年遅れ、2001年の移転決定からは17年かかった。早朝から新市場で初めての競りが行われた。築地市場では同日、解体工事が始まった。

 11日は午前0時から水産物や青果物の取引が始まり、午前5時半からはマグロの競りがスタート。競り開始を告げるベルの音に続いて威勢の良い声が飛び交った。

 北海道・浜中産の生うにが1箱約20万円の「ご祝儀相場」で取引された。都によると、記録が残る中では最高額という。マグロの最高額は214キロの青森県三厩産で、428万円(1キロ当たり2万円)。築地最終日の6日の最高額は下回った。(共同)