Friday, October 12, 2018 10:23 AM

NHK受信料値下げ 会長表明、19年度にも

 NHKの上田良一会長は12日の定例会見で、受信料を値下げする方針を表明した。引き下げ幅や実施時期などの詳細については、経営委員会との議論を踏まえて年内の公表を目指すとし、早ければ2019年度中にも実施する考えを示した。値下げは、受信料収入の7%分を下げた12年10月以来となる。

 口座振替かクレジットカードで2カ月ごとに支払う場合の受信料の月額は、現行で地上契約が1260円、衛星契約が2230円。上田会長は引き下げ幅について「方針を打ち出すにはそれなりの腹案がないといけない」としつつも、明言を避けた。

 17年度の受信料収入は6913億円で、1%の引き下げは約70億円の減収に当たる。NHK経営委員の一人は、経営への影響を念頭に、下げ幅は10%以内にとどまる可能性を示唆した。(共同)