Thursday, October 18, 2018 9:56 AM

サウジ皇太子関与説に傾く 米情報機関、記者不明で

 サウジアラビア政府を批判してきた米国在住のサウジ人著名記者がトルコで行方不明になった事件で、ニューヨーク・タイムズ電子版は17日、米情報機関がサウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が事件に関与した可能性が高いとの確信を強めていると報じた。

 皇太子の関与が決定的になれば国際社会の非難が集中するのは必至。トランプ政権は敵対するイランに対抗するためサウジとの関係強化を図ってきただけに、難しい差配が求められそうだ。

 米情報機関は皇太子の関与についてトランプ大統領に報告する準備をしているが、同紙はトランプ氏が報告を無視し、米国の国益を優先させる恐れがあると指摘した。(共同)